中二の模試がない問題
知り合いから、中学2年生の模試について相談を受けた。
千葉県の高校受験を見据えて、今の実力を一度確認したい。
ただ、中学2年生の段階で、外部生が単独で受けられる模試は思ったより少ない。
中3になると、VもぎやSもぎのように、千葉県の高校受験に近い形で現在地を確認しやすくなる。
しかし中2の段階では、「千葉県内でどのくらいの位置か」を正確に見るよりも、まずは今の学力の状態を確認するくらいの使い方になる。
今回見つけた現実的な選択肢は、主に2つだった。
ひとつは、駿台中学生テスト。
もうひとつは、東進の全国統一中学生テスト。
駿台は有料だが、個人申込ができ、会場受験や自宅受験も選べる。内容もしっかりしている。
ただし、難関高校受験向けで、問題レベルも受験者層も高めになる。そのため、偏差値はかなり低く出やすい。Vもぎの偏差値と同じ感覚で見ると、必要以上に不安になる可能性がある。資料上では、Vもぎよりもマイナス8程度で見る目安として整理した。
東進の全国統一中学生テストは無料で、中2生部門もある。全国規模で受けられるため、今の学力の大まかな現在地を知るには使いやすい。
ただし、東進の校舎で受ける形になるため、テスト後に進路相談や入塾案内を受ける可能性がある。断ればよいが、その後に案内が届くこともある。
市進、Z会、早稲田アカデミーなどにも中学生向けのテストはあるが、外部生が「純粋に模試だけ受ける」目的というより、入塾・講習・教材申込の入口として設計されている面がある。
そのため、今の実力だけを確認したい家庭には、少し合いにくい場合がある。
今回あらためて感じたのは、中2の模試は「偏差値を正確に知るもの」というより、どの教科・どの分野が取れていないかを見るための材料として扱った方がよいということ。
特に千葉県公立高校受験を考える場合、中2の段階では、まだ本番に近い偏差値を出すことよりも、
「数学のどこで落としているのか」
「英語は文法なのか長文なのか」
「理社の知識が抜けているのか」
といった、次に勉強する場所を見つける方が大切になる。
中2のうちは、模試がないというより、目的にぴったり合う模試が少ない。
だからこそ、受ける前に「何を知るために受けるのか」を決めておく必要がある。
今回の整理では、
- 有料でもしっかり受けるなら、駿台中学生テスト
- 無料で全国レベルの現在地を見るなら、東進全国統一中学生テスト
- 入塾案内をなるべく避けたいなら、駿台の方が無難
- 千葉県公立高校受験に近い偏差値は、中3以降のVもぎ・Sもぎが本命
という判断になった。
中2の模試は、受けた結果の数字だけで判断するとズレやすい。
特に駿台や東進の偏差値を、VもぎやSもぎと同列に扱わない方がよい。
この相談は、保護者が「今の実力を知りたい」と思ったときに、意外とちょうどいい選択肢が少ないというメモとして残しておく。
